
来年の北中米ワールドカップに出場するサッカー日本代表において“シュートの魔術師”と呼ばれ、今シーズン戦っているフランス1部リーグ・アンでは、日本人初となる2ケタ得点を記録(現在、リーグ戦11得点、カップ戦1得点)。今後のさらなる飛躍が期待されるスタッド・ランス所属の中村敬斗(24)。
■週2回の「坂道ダッシュ」
過去に目を向ければ、U-17ワールドカップでは、FIFA主催の同大会において日本人初となるハットトリックを記録(ホンジュラス戦)。その後もサッカー日本代表では、A代表デビュー6試合で6得点という、54年前の偉大なる記録に並んだ“背番号13番”。
さらに今シーズンは、欧州5大リーグ(イギリス、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア)で日本人初となる5戦連発ゴールを記録するなど、サッカー人生はまさに記録尽くし。そんな華やかな経歴を誇る中村だが、その陰には、人知れぬ努力と苦労があった。
本サイトでは、6月4日(水)出版予定の中村の初のフォトブック『Natural ナチュラル』(双葉社刊)の内容の一部を入手。すると、中村がプロサッカー選手になる以前の自主トレーニングの様子が記されていた。中でも印象深かったのは、小学校の5年生の夏から始めた、週2回の「坂道ダッシュ」のエピソードだ。