
クラブを史上初の首位に導いた歴史的な京都サンガF.C.のMF奥川雅也の執念のゴールに反響が寄せられた。
4月19日に行われたJ1リーグ第11節で、京都は敵地でアルビレックス新潟と対戦した。前半19分にPKで先制点を許す展開となったが、後半28分に頼れるエースFWラファエル・エリアスの得点ランキングトップに並ぶ今季8ゴール目で同点に追い付く。そして1−1で迎えた後半41分だった。
自陣左サイドからのスローインをFW原大智が頭で逸らし、さらにラファエル・エリアスが左足ダイレクトで後方にルーズボールを送り込む。そこに後半11分からの交代出場でピッチに立っていた奥川が素早く反応する。そして新潟のDF稲村隼翔とGK藤田和輝の意思疎通が疎かになった隙を見逃さず、一気に加速して体を前に入れると、体勢を崩して倒れ込みながらも、右足でGKの股の間を抜く技ありシュートで逆転のゴールネットを揺らした。
この奥川のゴールで2−1で勝利した京都は、今季の勝点を21(6勝3分け3敗)に伸ばし、暫定ながら1996年のJ参入後初めてJ1リーグの首位に立った。