
現地時間の4月23日、川崎フロンターレはサウジアラビア・ジェッダ市内でトレーニングを行った。すべて公開された練習メニューを、橘田健人がこなした。
ついに物語の重要キャストが帰ってきた。4月6日の町田ゼルビア戦で負傷交代し、以降、公開された練習に参加できていなかった橘田健人がすべてのメニューをこなしたのだ。10日に発表されたクラブからの診断は「右足関節捻挫」で、全治3週間以上で診断名が付けば発表するというクラブの原則方針があったため、ACLEに間に合うか危惧されていたものの、かなり希望が見えた状況になった。
この日の練習ではボール回しだけでなく戦術的な練習でも積極的なプレーを披露。枠こそ外したものの強力なミドルシュートも見せた。
現在のコンディションについて、「サウジアラビアで試合に出るためにリハビリもずっとやってきて、すごくいい感じできている」と話す。さらにその無尽蔵の体力を生かしたプレーの源泉となる心肺的なコンディションについて聞けば、「リハビリ中も常に90分、3連戦を戦うつもりで心肺機能を落とさないようなトレーニングができていましたし、やれることはやったので、そこは気にせずやりたい」と力強く言い切る。