
サッカー日本代表が3月25日、2026FIFAワールドカップ・アジア最終予選のサウジアラビア代表戦に臨み、0−0の引き分けに終わった。無得点に終わった中でもMF久保建英の奮闘ぶりは目立った。
5日前のバーレーン代表戦で1得点1アシストと出色の働きを見せた久保は、その試合と同じく3−4−2―1の右シャドーの位置でスタメン出場した。そして、引いた相手を崩そうと右サイドの低い位置に降りてボールに触りながら、右サイドMFの菅原由勢とのコンビネーションで活路を見出していた。
前半12分には相手と接触した後に腰のあたりを気にするしぐさを見せた久保だったが、そのままプレーを続行。そして迎えた前半27分だった。
こう着状態が続いていた中、相手がカウンターに入ろうとしたところを奪い返し、菅原からのパスを久保が中盤の低い位置で受ける。そこからゆっくりと中央へボールを運ぶと、相手の守備陣からのプレッシャーが甘いと見るや否や、ゴールまで約30mの位置から左足一閃。わずかにクロスバーの上を通り過ぎたが、凄まじい勢いのほぼ無回転でのブレ球シュートで相手に脅威を与えた。