
ドイツ1部マインツに所属するMF佐野海舟が恐ろしいほどの球際の強さと推進力を見せ付けた“地面を這うプレー”が話題を集めた。
現地3月7日に行われたブンデスリーガ第25節で、佐野擁するマインツは、板倉滉と福田師王が所属するボルシアMGと敵地で対戦した。今季新加入ながら開幕から不動のボランチとしてリーグ戦全試合にスタメン出場を続ける佐野は、この日も中盤で攻守に渡って存在感を発揮。板倉が欠場し、福田が途中出場したボルシアMGに対しての3−1勝利に貢献した。
その試合の後半終了間際、自陣左サイドでのプレーだった。後方からのパスに抜け出そうとしたボルシアMGの途中出場FWノアフ・ペシュに対して、佐野が素早く反応してカバー。そこから体のぶつかり合いとなり、後方から引っ張り倒される形となった佐野だったが、諦めることなくプレーを継続。地面に手を付きながら両足でボールを挟みながら反転し、さらにそこからドリブルに移行し、ボールを奪いにきた2人目も交わして前進して見せた。
最後まで手を抜かず、試合終了間際になっても自慢の“回収力”を見せ付けた佐野に対して、現地での評価はうなぎ上り。チームもこの日の勝利で、バイエルン、レーバークーゼンに次ぐ3位に浮上することになった。