
3月8日、J1リーグ第5節が行われ、アルビレックス新潟は本拠地デンカビッグスワンスタジアムで東京ヴェルディと対戦した。結果は2−2の引き分けに終わったが、新潟のMF長谷川元希が同点ゴールには大きな衝撃と称賛の声が寄せられた。
樹森大介新監督の下で新シーズン開幕を迎えた新潟だったが、4試合を終えて2分け2敗の未勝利と苦しんでいる。それでも攻撃陣は4試合で4得点と決して悪くない。この日も前半10分に先制点を献上したが、前半42分、後半13分にゴールを奪い、一時は逆転してリードを奪った。その1点目だった。
ボランチの秋山裕紀がセンターサークル内から前線へ送ったロングボールを東京VのDF谷口栄斗がヘディングで外側にクリアする。そのこぼれ球に素早く反応したのが長谷川だった。ペナルティエリア右角にバウンドしたボールに対して、中央から斜めに走り込むと、そのまま体を捻りながらの右足ダイレクトボレー。鋭い弾道のドライブシュートをゴール左隅に突き刺した。
ヴェンフォーレ甲府から加入1年目だった昨季は、リーグ戦33試合(スタメン18試合)出場も1得点1アシストと物足りない数字に終わった長谷川だったが、今季はこれ全5試合にスタメン出場し、前節に続いての2ゴール目。今季のさらなる飛躍を確信するゴールとなった。