
ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンが、クラブ創設125周年記念ユニフォームを発表した。あまりの出来の良さに、世界中からアクセスが殺到。一時、サイトがダウンする事態を呼ぶほどの人気ぶりで世界を驚かせた。
バイエルンといえば、ドイツのみならず世界的な名声を誇る名門クラブだ。ブンデスリーガ優勝回数はダントツの1位。UEFAチャンピオンズリーグやクラブ・ワールドカップなど、欧州、世界のタイトルもかき集めてきた。
そうしたタイトルは、一朝一夕で手にしてきたものではない。長い歴史の中で多くの人が続けてきた努力の賜物。設立されてから100年以上かけてクラブを高めてきた成果なのだ。
クラブが創設されたのは1900年。今年はちょうど125周年にあたる。その記念すべき年に、クラブは歴史への敬意を込めて特製ユニフォームを制作した。
メインカラーはもちろん赤だが、深く豊かな歴史を思わせるディープレッドになっている。細かな模様が透かしで施されたシャツを、左胸のエンブレムにも用いられているゴールドが縁取る。これらはクラブの歴史とDNAを表したもので、現代的かつ伝統的なデザインに仕上がっている。
そのデザインの素晴らしさを証明する「事件」が起きた。クラブがSNSでこのユニフォームの販売を発表すると、数分間で数百万ものアクセスが殺到。公式エックス(旧ツイッター)だけでもドイツ語版、英語版、スペイン語版など複数のアカウントを持っているだけに、世界中からアクセスがあったことで、サイトが機能しなくなってしまったという。