
開幕戦で大阪ダービーという歴史的な試合に勝利したのはアウェイのセレッソ大阪だった。ダービーという位置付け的には内容より結果が問われるが、5−2というスコアが象徴するように、アーサー・パパス新監督の掲げる”アタッキングフットボール”が見事に表現されたことは注目に値する。
”アタッキングフットボール”と言ってもスタイルは監督によって異なるが、自分たちがボールの主導権を握って、アクションでゴールを目指していくこと。そこでゴール前にできるだけ人数をかけて、相手のディフェンスを圧倒していくというマインドは横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督(現・トッテナム)を2年間コーチとして支えた経験を持つパパス監督の基本理念と言っていいだろう。
1−1に終わった前半はセレッソが幸先よく、前半7分に北野颯太のゴールでリードしたこともあり、追いかけるガンバにシュート数で7−5と下回ったが、同じポゼッションをベースとするチームでアウェーのセレッソ側が、ボール保持率57%を記録したことは後ろからしっかりボールを動かして起点を作っていくスタイルと相手ボールになった時のハイラインのディフェンスに反映されていた。