
【明治安田J2リーグ 第1節 RB大宮アルディージャvsモンテディオ山形 2025年2月15日14:03キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)
■試合結果
RB大宮アルディージャ 2-1 モンテディオ山形
■得点
52分 濱田水輝(大宮)
66分 土居聖真(山形)
90+7分 藤井一志(大宮)
今シーズンより「RB」となった大宮アルディージャが、クラブの歴史に新たなページを刻んだ。この日の公式入場者数は、NACK5スタジアムで開催されたJ2リーグ史上最多となる1万3418人。注目度の高さとサポーターの期待の大きさが表れた数字となった。
昨シーズンで監督業から退いて、レッドブルで新しい役職、レッドブル・グローバルサッカー部門責任者を務める世界的な名将ユルゲン・クロップ氏(左)は、レッドブルサッカー・テクニカルダイレクターの元ドイツ代表FWマリオ・ゴメス氏(右)らとともに、新たにレッドブル傘下となった大宮の開幕戦を視察に訪れた。
試合前には大宮の原博実社長とともにピッチに登場し、試合球をセット。サポーターの歓声に朗らかな笑顔を見せた。
チームカラーは変わらなかったものの、新しいユニフォームはオレンジとネイビーのバランスがこれまでとは大きく変わったデザインに。胸にはおなじみの牛のロゴが入っている。
また、キャプテンマークを巻いたのは横浜FCから加入したガブリエウ。10番は京都サンガから加入した豊川雄太が背負う。
昨シーズンJ3で優勝し、一気にトップまで駆け上がろうかという大宮と、J1昇格プレーオフに参加していた山形という昇格候補同士の一戦は、前半をスコアレスで折り返した。
後半に入ると、濱田水輝の先制ゴールが生まれ、ホームの大宮がリードする。その後は山形がボールを持って攻撃を続ける場面が増え、66分に同点に。一進一退のまま、試合終了へと向かって行った。
6分と表示されたアディショナルタイムがいつ終わってもおかしくない中、大宮が最後の攻撃を粘ると、藤井一志が劇的な勝ち越しゴールを決める。
レッドブルの一員となった大宮が、開幕戦で白星を獲得。Jリーグで初めて外資系企業が単独でオーナーとなった、という点で大きな話題となっている大宮は、「魔境」と称されるJ2で、順調に昇格へと進むことができるか。今後に注目したい。