
2月11日に行われるACLE 浦項スティーラース戦に向けて、川崎フロンターレは10日、現地で公式練習を行った。その会場には、衝撃の光景が広がっていた。
8年間の長期政権を終えて、今季は長谷部茂利監督の下でタイトルを狙う川崎。その初公式戦は、ACLE浦項戦だ。海外アウェイゲームが初戦でただでさえ難しい状況の中、ピッチまでもが“障壁”となる。なんと、芝が凍っているのだ。
浦項の最低気温は連日、氷点下を記録している。10日の前日練習は11時から開始だったものの、実際にピッチで計測した気温は1度で、体感は-3度。ピッチ上やスタジアムの関係者通路は風通しがいいこともあって、時間とともに耳も手も痛くなってくるほどだった。そこに強めの風が吹けば、痛さは倍増する。
さらに、ピッチ自体のコンディションも驚くべきもの。なんと、芝には霜が降りており、ところどころ凍結しているのだ。水をまく場所では、芝の滑りを良くすための水が凍ってしまって別な意味で滑りやすくなっており、氷の塊が散乱している場所もある。強めに歩けば、バンバンと音を立てるほどに硬い。