2025年のガンバ大阪にとって、昨季総失点35という堅守の維持、ブラッシュアップは非常に大きなポイントだ。
「今季はハイプレッシャーで相手陣内でボールを奪ってカウンターしようという狙いがあるので、多少それで失点が増えてしまうかもしれない」と守備の要・中谷進之介は神妙な面持ちで言う。
「だけど、やっぱり優勝しようと思うなら、やっぱり得点が必須。(ヴィッセル)神戸、(サンフレッチェ)広島を見ても、多少リスクを負って前からインテンシティを出してやっていくところは1つ、アップデートしたいところですね」とも彼は語っていて、何とか昨季水準の失点数を維持しつつも、得点力をアップできる術を模索していく構えだ。
となると、中盤は守備強度やデュエルの強さを誇るボランチの存在が必要不可欠だ。その役割を昨季担っていたのがダワン(北京国安)だったのだが、キーマンが去ったことで、ネタ・ラヴィ、美藤倫、倉田秋、ファン・アラーノのいずれかがやらなければいけない。