今年6月にアメリカで開幕するクラブ・ワールドカップの公式球が発表された。開催地を意識し、かなりアメリカンに仕上がったボールに、日本を含めた世界中のファンの注目が集まった。
クラブ世界一を決める大会が、新たなフェーズに入る。かつてはインターコンチネンタルカップとしてヨーロッパと南米の各チャンピオンが激突していたが、2000年から規模を拡大。何度も変化を重ねてきた大会は、世界中から32チームが参加するコンペティションへと変貌を遂げたのだ。
各大陸の王者とクラブランキング上位のチームが集うだけあり、その顔ぶれは豪華だ。昨季までにイングランド・プレミアリーグを4連覇したマンチェスター・シティや、クラブ・ワールドカップ最多優勝を誇るレアル・マドリード、王国ブラジルのパルメイラスやアルゼンチンのボカ・ジュニアーズといった世界的名門が終結。日本からは国内屈指の人気を誇る浦和レッズが出場し、世界一クラブ決定戦に身を投じる。
今回、ラストピースとなる顔ぶれが発表された。大会で使用される公式球がお披露目されたのだ。
製作したのは、世界中でおなじみのアディダス社。世界最強国を決めるFIFAワールドカップでも公式球を提供してきた技術が、この大会でも存分に活かされることになる。
テーマは非常に分かりやすい。開催国となるアメリカをイメージしたものだ。
よって、ボールを彩るのは、星条旗と同じ赤、青、白の3色。白地をベースに赤と青のラインや模様が、ボールの表面を覆っている。