イングランド・プレミアリーグのブライトンは、第21節でプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたサッカー日本代表MF三笘薫のプレー集を公開した。三笘の活躍が凝縮されたのはわずか68秒間だったが、日本のファンを興奮させるには十分だった。
イプスウィッチとのアウェイゲームは、ブライトンにとっても三笘にとっても心に期するものがある試合だったはずだ。ブライトンはリーグ戦で8試合も勝利から見放されており、三笘は直近2試合で先発を外れ、ベンチスタートとなっていた。
その大事な一戦で輝いたのが三笘だった。後半14分、ボックス内でボールを受けた三笘は、ノートラップでシュート。狙いすました一撃はゴールネットを揺らし、先制点となった。
三笘にとってはリーグ戦8試合ぶりのゴールでもあった。ゴール後の喜び具合、さらにピッチから引き揚げてくる様子には、全身から喜びがあふれ出ていた。
だが、三笘の輝きはゴールだけにとどまらなかった。プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたのは、ゴールだけが理由ではない。選ばれた理由を凝縮した理由が、68秒間の動画に示されていた。
動画は、三笘が相手マーカーを引きはがす迫力あるドリブルから始まる。続くのは、三笘の代名詞になったとも言っていい右足アウトサイドにかけたパスだ。さらには、浮き球に対して胸で敢行したワンツーパスなど、三笘の多種多様な技の披露が続く。