
サッカー日本代表MF久保建英が自身の進化を証明するような圧巻のドリブルシーンが大きな話題を集めた。
現地1月16日に行われたスペインのコパ・デル・レイ(国王杯)のラウンド16でのプレーだ。レアル・ソシエダが3−1でラージョ・バジェカーノを下したなか、久保は右サイドでスタメン出場。前半23分に左サイドでパスを受けてからのドリブル突破&ラストパスで先制点をアシストした。
久保の圧巻プレーは、それだけではなかった。特に後半15分のシーンだ。
自陣中央付近で両チームの選手がボールの奪い合うと、プレスバックした久保の前にボールがこぼれる。素早く前を向き、即時奪回に来た相手DFをいなしてドリブル開始した久保に対して、危険を察知した相手が右腕を使いながら反則ギリギリのディフェンスで対応し、さらに2人目のDFも追走してきた。
だが、久保は止まらない。そして倒れない。
相手を引きずるようにして前進を続けると、ハーフフェイライン手前でわざとスピードを落としてのチェンジ・オブ・ペースで相手の背中に回り込む。そして掴み掛かってきた相手の腕を振り払うようにして強引に突破。久保の後ろでぶつかって態勢を崩す2人のDFを嘲笑うかのように、久保はそのままドリブルで持ち上がり、右サイドのミケル・オヤルサバルへパス。そこからのクロスをアンデル・バレネチェアが合わせてゴールネットを揺らした。