■強豪サウジアラビアに「逃げ切り」勝利
昨年の12月21日から今年の1月4日までクウェートの首都クウェートシティの2つのスタジアムを舞台に行われた第26回ガルフカップ。バーレーンは、サウジアラビア、イラク、イエメンとともにB組に入った。
その初戦、12月22日にサウジアラビアと対戦したバーレーンは、立ち上がりからアグレッシブなプレーを展開、繰り返しサウジ・ゴールを襲った。そして、前半19分にMFマハディ・アルフマイダンの左CKに、ニアポストに走ったFWマハディ・アブドゥルジャバルが合わせて鮮やかな先制点。37分には、右サイドを破ったDFハマド・アルシャムサンのクロスをインサイドでMFアリ・マダンがワンタッチして左に流し、フリーで走り込んできたMFマハディ・アルフマイダンがゴールに流し込んで2-0と差を広げた。
後半、サウジアラビアが反撃を仕掛けるが、バーレーンは不動のGKエブラヒム・ルトファラハの堅守で防ぐ。そして後半28分にサウジに1点を許したものの、3分後には右サイドバックのDFハマド・アルシャムサンの中央へのロブ(ロビングパス)を、FWマハディ・アブドゥルジャバルがワンタッチで相手DFの背後に落とすと、走り込んだMFモハメド・マフルーンがきれいなループシュートで流し込んで、あっさりと2点差を回復した。終盤にPKで1点差となったが、バーレーンはそのまま3-2で逃げ切った。(2)に続く。