■選手に「一生懸命プレーさせる」厳しさ
大住「色気なのかな。しょうがないと言えばしょうがないけど、シーズン後半にいたメンバーを開幕の頃みたいに馬車馬のように働かすことができたら、この先もすごいチームになると思うけどね。同じ東京をホームとする東京ヴェルディも、違うすごさがあったね。期限付き移籍(染野唯月、木村勇大、山見大登、山田楓喜など。染野は12月25日に、DF林尚輝とともに鹿島からの完全移籍を発表)で良いストライカーやアタッカーを獲得してはいたけど、開幕前には非常に苦戦するんじゃないかと思っていた。やはり大きかったのは城福浩監督の力だね」
後藤「選手たちに、本当にひたむきに一生懸命プレーをさせる。ちょっとでも手を抜いたら交代させられるという状況をつくり出して、選手一人ひとりを本当に大きく成長させたのはすごかったね」
大住「城福監督の力を思い知った感じがしたよ」
後藤「開幕前には誰もが降格候補に挙げたくらいに、戦力的には厳しいかと思われていた。それなのに選手一人ひとりが開幕の頃から格段に伸びたもんね」
大住「そうだね、試合をやっていく中でどんどん自信をつけて、自分の力にしていったよね」
後藤「シーズン最初の頃はリードしていても逆転されちゃっていたのに、最後にはきちんとゲームを終わらせることができるようになった」
大住「けっこう攻撃的というか、攻撃にたくさん人数をかけるサッカーをやっていたけど、町田に大敗して3バックに切り替えた。これでどうなるのかなと思っていたけど、しっかり立て直して、最後にはやはり攻撃的なサッカーになっていたもんね」