スペイン1部マジョルカに所属するサッカー日本代表FW浅野拓磨の試合後のユニフォームプレゼントから生まれた“光景”が話題となった。
現地12月21日に行われたラ・リーガ第18節、ヘタフェvsマジョルカ戦で、敵地に乗り込んだマジョルカが1-0で勝利した。その試合で長く戦線離脱していた浅野が、9月14日の第5節以来となるスタメン出場を果たした。
約3か月ぶりのスタメン起用となった浅野は、右サイドの位置から持ち前のスプリント力を攻守に活かす。前半24分に味方GKのパントキックから相手DFの裏に抜け出す決定機を防がれたことは痛かったが、後半24分までプレーして勝利に貢献した。
その試合後だった。敵地のスタジアムの一角で「ジャガー浅野拓磨ユニホームください」の手作りボードを掲げて応援に駆け付けていたスペイン留学中の日本人の男性ファンに対して、浅野自ら歩み寄って金網越しに試合で着用していたユニフォームを手渡しでプレゼントした。
すると、ユニフォームをゲットした男性ファンに対して、周りにいた現地サポーターから大きな拍手。それに男性ファンも両手ガッツポーズで応えて、ユニフォームに感謝のキス。さらに。「一緒にアピールしてくれた」という現地の少年たちとユニフォームを手に記念撮影。浅野の“神ファンサービス”からスタンドの一角に温かい光景が生まれることになった。