現地12月7日、メジャーリーグ・サッカー(MLS)の全米王者を決めるMLSカップ決勝がが行われ、ロサンゼルス・ギャラクシーが2-1でニューヨーク・レッドブルズを下し、2014年以来10年ぶりの優勝を飾った。その中心にいた元日本代表の吉田麻也の歓喜の姿が反響を呼んだ。
昨季途中の8月にLAギャラクシーに加入した吉田は、1年目を8勝12分け14敗で西地区14チーム中13位に終わった。だが、加入2年目の今季はキャプテンマークを巻いて戦い続け、西地区2位でプレーオフ進出を果たし、1回戦から5-0、4-1、6-2と快進撃を続け、西地区優勝決定戦でも1-0勝利を飾った。
そして東地区優勝のレッドブルズと対戦したこの日、前半9分にジョゼフ・ペインツィル、さらに同13分にはデヤン・ヨヴェリッチへがゴールネットを揺らした後、前半28分に失点して1点差となったが、その後はセンターバックの吉田、そして右サイドバックの山根視来のDFラインが固い守備で相手の攻撃を封じ込め、優勝のホイッスルを聞いた。
スタジアム全体が歓喜に沸いた後に行われた優勝セレモニーでは、主将の吉田が優勝トロフィーを掲げてのリフトアップとなった。再びスタジアムが大声援に包まれ、黄金の紙吹雪が舞う中、36歳でクラブレベルでは自身初の優勝となった吉田が満面の笑みを浮かべている。