スコットランド1部セルティックに所属するサッカー日本代表MF旗手怜央が鮮やか過ぎるゴールに称賛の声が鳴り止まない。
現地12月4日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第15節で、首位を走るセルティックは敵地で2位のアバディーンと対戦した。試合前の時点で勝点差4という重要な6ポイントマッチは、後半30分過ぎまで0-0のスコアレスの展開が続いた。そのこう着状態を破ったのが、4−3−3のインサイドハーフとしてスタメン出場した旗手だった。
後半33分だった。相手陣内で一度は潰されたところからボールを再び奪い取っての2次攻撃。交代出場のグレッグ・テイラーが中央でボールを受けた瞬間、右サイドにいた旗手が手を挙げる。そしてテイラーからの浮き球パスに反応して相手DFラインの裏に走り込むと、背後からきたボールを胸トラップでコントロールし、そのまま左足で鮮やかなハーフボレー。ボックス内の右45度の位置から逆サイドネットへ流し込んだ。
このゴールに現地のサポーターも実況も大絶叫。裏へ抜け出す抜群のタイミングと巧みなボールコントロール、そして抜群のシュートセンスと技術と、旗手の魅力がタップリと凝縮された美しく芸術的なゴールだった。