12月7日、ベガルタ仙台はJ1昇格プレーオフ決勝を戦ったものの、0-2で敗れた。その試合後の姿がファンの心を掴んでいる。
悔しい敗戦だった。森山佳郎監督が率いて1年目ながら、序盤から粘り強さを発揮。選手全員で競争を繰り広げながら勝利を重ねて通常シーズンを逆転する形で6位でフィニッシュ。J1昇格プレーオフに滑り込んだ。
その第1戦目はV・ファーレン長崎との一戦で、通常シーズン・3位のチームを4-1で撃破。それだけに、この試合でも大きな期待が持たれていた。しかし、今季2戦2敗の相手にこの試合でも苦戦。前後半に1点ずつ失点して敗れている。
その試合後、選手はサポーターに挨拶に行くのだが、敗れた直後のピッチの上とは違った姿を見せる。陸上競技場のトラックの上で、選手が次々と感情を表に出す。涙を流す選手が続出して、号泣する選手もいるほどだった。
ゲームキャプテンの郷家友太、石尾陸登、名願斗哉らは特に泣く姿を見せており。そんなチームにサポーターは拍手やチャントで応えて、ロッカールームへと送ったのだった。