■「クバ相手に決めたんか!」
また、特にFC東京ファンにとっては二重の感慨深さがあった。松木に点を献上、すなわちゴールを割られた相手チームのGKは、松木とともにFC東京で戦っていたヤクブ・スウォビィクだったのだ。
後半アディショナルタイム10分に、元チームメイトから決めた欧州初ゴール。その場面を目にした日本のファンが、胸を熱くする。
「クバから初ゴールとったのえもい」
「まさかの右足!!」
「クバ相手に決めたんか! おめでとう!!」
「初ゴールの相手がクバってのがまたいいね笑」
「東京を守った漢と東京を勝たせた漢の対決」
「嬉しいねぇ 町田戦の負け忘れられるわ」
FC東京ではキャプテンも務めるなど、実績十分に思える松木だが、まだ21歳に過ぎない。素晴らしい瞬間を、これからたくさん重ねていくはずだ。