イタリア1部セリエAの名門ナポリが発表した日本の“侍&武士道”デザインの2024−25シーズン新3rdユニフォームに反響が寄せられている。
地中海をイメージする鮮やかなスカイブルーがチームカラーのナポリは、かつてディエゴ・マラドーナがプレーしたクラブとして有名で、熱狂的サポーターとともに2022-23シーズンに33年ぶり3度目のスクデットを獲得して名門復活を果たした。そのユニフォームは、2021-22シーズンからイタリアの世界的ファッションブランド『エンポリオ・アルマーニ』のスポーツラインである『EA7』が手掛け、その高いデザインで人気を誇っている。
そのナポリが新たなユニフォームを発表した。そのコンセプトは「日本の武士」。黒ベースに透かしデザインで、鎧武者や日本刀、波模様などの和柄が描かれており、脇腹部分には武士道の七つの美徳「義・勇・仁・礼・誠・名誉・忠義」も文字が漢字で刻まれている。
今回のユニフォームは、ナポリと鹿児島が姉妹都市である事が理由にあるとのこと。両市は、ともにベスビオ山、桜島という活火山の麓に所在し、街の風景も似ていることから1960年に姉妹都市盟約を結んだ。クラブ公式SNSでは「東洋のナポリ」とも言われる鹿児島に敬意を示し、壮大な桜島を背景にした仙巌園や照国神社、天文館の繁華街などで撮影された写真、さらにはコンセプト動画などが公開され、その撮影場所とともに話題を呼んでいる。