WEリーグ三菱重工浦和レッズレディースのMF遠藤優が、サッカー女子日本代表に初選出された。クラブが朗報を伝えた瞬間を動画で公開したところ、多くの人から感動の声が上がっている。
なでしこジャパンが、新たなスタートを切る。今夏にパリ・オリンピックという節目の大会を終え、監督も交代して次のサイクルへと入っていく。
パリ五輪までなでしこジャパンを率いた池田太監督は退任し、まだ後任は決まっていない。だが、10月26日には女子韓国代表との親善試合が控えており、日本サッカー協会の女子委員長である佐々木則夫氏が代行監督として指揮を執る。
18日には、その韓国戦に臨むメンバーが発表された。主将を務めてきた熊谷紗希らの他、U-20女子ワールドカップに出場した松窪真心らが初選出された。
ただし、新顔は若手ばかりではない。ユース時代からトップチームで出場し、すでに10年近いキャリアを誇る経験豊富な選手も選出された。それが、浦和Lの遠藤だった。
遠藤はさいたま市出身で、ジュニアユース時代から浦和一筋という、まさに生え抜き。U-17など年代別では選ばれていたが、なでしこジャパンへの選出は初となった。
浦和LはSNSで、遠藤が初選出を知らされた瞬間を動画で公開した。ミーティングが行われたらしき部屋で、集まっている選手たちの前で遠藤の代表入りが伝えられた。遠藤は目を丸くして驚きながらも、前に出て感謝と決意を口にした。