あの“別れ”から約3か月、J1浦和レッズからカタール1部のアル・ワクラSCへ完全移籍したDFアレクサンダー・ショルツの写真の中の“神アイテム”にサポーターが涙している。
元デンマーク代表のショルツは、2021年5月末に浦和と契約を交わして28歳で来日すると、空中戦、地上戦を問わずに高いディフェンス能力を発揮して守備の要となり、2023年にJリーグベストイレブンに選ばれ、2022年度のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝に大きく貢献。サポーターから「ショルツ神」と崇められた。
ショルツ自身、日本のファンを愛し、日本の文化を愛した中、長くJリーグでの活躍が期待されていたが、“オイルマネー”に引き抜かれる形で今年の6月末にチームを離脱。日本語での「ありがとうでは足りない。この時はいつまでも忘れない」との別れの挨拶はファンの心を打った。
その後、カタールへと渡ったショルツは、現地8月12日の国内リーグ開幕戦からスタメンに名を連ね、ここまでリーグ戦6試合中5試合に出場している。そんな最中、アル・ワクラSCが公式エックス(旧ツイッター)でショルツのユニフォーム姿の写真を投稿すると、その“頭”にファンが反応した。
そこに写るショルツは、浦和時代に特別に制作され、一般販売もされた「ゴッドヘアーバンド」を着用した姿で写っており、ショルツのシルエットと漢字の「神」を融合させたロゴが、わずかながらではあるが、それでもハッキリと見えている。