現地10月9日、ベトナムで集中開催されているAFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の第2節が行われ、三菱重工浦和レッズレディースが2-0で台中藍鯨女子足球(チャイニーズ・タイペイ)に勝利した。その試合での選手たちの“泥んこっぷり”が話題となった。
3日前に行われた初戦のオリッサFC(インド)戦を17-0という衝撃スコアで制した浦和レディースだったが、この日は試合前に東南アジア特有のスコールに見舞われ、落雷も重なってキックオフが遅延。楠瀬直木監督が試合後に「あんなスコール経験したことがなかった」と振り返ったように、ピッチはぬかるみ、ボールも思うように転ばない劣悪な状態となり、試合開始とともに選手たちのスパイク、ソックス、そしてユニフォームが泥に塗れた。
試合も前半を終えて0-0で苦戦したが、後半11分に塩越柚歩がPKを決めて先制すると、同25分に柴田華絵の絶妙の浮き球のパスに抜け出した丹野凜々香が左足でゴールネットを揺らして2-0。苦しみながらも懸命なプレーを続け、見事に“泥んこサッカー”を制し、2連勝でのベスト8進出を決めた。
そして試合後、選手たちは勝利を喜ぶとともに泥塗れのソックス、ユニフォームに苦笑い。だがその分、思い出にも残ったようだ。選手たちがSNSで試合の感想と応援に対する感謝を述べる中、MF遠藤優は「こんなに泥まみれになる予定ではなかった 記念に試合後ユニフォームをパシャリ」と綴り、試合直後の“泥んこショット”を公開している。