2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選4連勝を狙った日本代表。しかしながら、15日のオーストラリア戦(埼玉)は両者ともにオウンゴールを献上するという極めて珍しい形で1-1で引き分けた。
日本としては、キャプテン・遠藤航(リバプール)の体調不良というアクシデントに見舞われながら、埼玉スタジアムでのオーストラリア戦無敗記録を継続。勝ち点1を積み上げ、C組首位を確実にキープした。森保一監督は「勝ち点3を取りたかったという悔しい思いがある」と偽らざる本音を吐露したが、まさに最低限の結果というべきだろう。
ボール支配率62・5%対37.5%、シュート数10本対1本とデータ的には圧倒していたが、それでも勝ち切れなかったのは、5-4-1の強固な守備ブロックを形成してきた敵を完全に攻略しきれなかったから。そこに尽きる。
そこでフォーカスしたいのが、2シャドウの関係性。森保監督は最終予選突入後、ほぼ固定メンバーで戦っているが、シャドウだけはあえて変化を加えている。9月の初戦・中国戦(埼玉)は南野拓実(モナコ)・久保建英(レアル・ソシエダ)、バーレーン戦(リファー)と10月15日のサウジアラビア戦(ジェッダ)は南野と鎌田大地(クリスタルパレス)という組み合わせで、それぞれ得点に関与するなど効果を発揮した。