5万6千人集結で観客席いっぱいのサウジアラビアサポーターが、日本代表との試合中に突如帰り出してガラガラになった理由とは……後半ATには空席の方が多くなるまさかの光景の画像
サッカー日本代表がサウジアラビアとの激戦を制した。写真は板倉滉 撮影:中地拓也
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 サッカー日本代表が歴史的な勝利を飾った。今まで未勝利だったサウジアラビアとのアウェイゲームで勝利。2026年のワールドカップ出場に向けて大きく前進した。

 気温、湿度、そして大観衆。アウェイ感をまざまざと突きつけられた一戦は、これまでの森保ジャパンではなかなかない苦戦を強いられる。先制点を前半14分に奪ったものの、サウジアラビアが日本の攻撃を封じながらチャンスを作り出し、最強を謳う日本代表を苦しめたからだ。
 サウジアラビアのプレー一つひとつに大きな歓声を上げるサポーターの数は、なんと、5万6千人。ピッチの上では声も通りにくい中で、日本代表は粘り強く戦った。
 しかし、勝負を決定づける得点が入る。後半36分のことだ。伊東純也が蹴ったコーナーキックに、小川航基がドンピシャで合わせたのだ。
 そのゴールが決まると、観客席に動きがあった。なんと、サウジアラビアサポーターが続々と出口へと向かったのである。1点のビハインドであれば同点に追いつく可能性もあったが、残り10分を切っての失点に、ホームサポーターは帰ってしまった。

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