現地時間9月28日に行われたスペイン1部ラ・リーガ第8節で、レアル・ソシエダが3-0でバレンシアに快勝した。この試合でサッカー日本代表MF久保建英が先制ゴールを決めたが、その後に披露した“チャンスメイク”のシーンにも脚光が集まった。
4-3-3の右ウイングとして先発出場した久保は、前半8分にゴールを決めた。そして再びスタンドを沸かせたのが、前半31分のシーンだ。スタートは久保から。右サイドのタッチライン際でボールをキープして立ち止まった背番号14は、相手を引きつけてからクイックの形で2人の間にパスを通して攻撃のスイッチを入れた。
パス&ゴーで走り始めた久保は、セルヒオ・ゴメスのリターンパスを受けると、そのままドリブルで中央へカットイン。複数人の相手DFが慌てて久保の左足シュートを警戒して寄せに来ると、その直後、左サイドの大外に走り込んだアンデル・バレネチェアの足元へ、左足で丁寧なラストパスを送った。
久保がボールを持ってから実に7人を引きつけた末に作り出したビッグチャンス。フリーでパスを受けたバレネチェアが右足ダイレクトで放ったシュートが枠外に飛んだために得点ならずも、久保を中心とした流れるような攻撃にスタンドは大いに沸いた。