ポルトガル1部のスポルティングCPに所属するサッカー日本代表MF守田英正の今季初ゴールへの称賛が続いている。
昨季のリーグ王者であるスポルティングは今季も開幕から絶好調。その中で加入3年目の守田は不動の主力ボランチとして欠かせない選手となっている。そして現地9月27日に行われたリーグ第7節のエストリル・プライア戦でもスタメン出場した守田は、1-0で迎えた前半31分に今季初ゴールを決めた。
この得点シーンの守田の動きが実に洗練されていた。最初は左サイドからの攻撃。中盤後方からスルスルと駆け上がった守田がライン間に入り込んで横パスを受けると、相手の素早いプレスを避けて一旦後方へ。そこから右サイドに展開され、フランシスコ・トリンコンにパスが渡ると、守田が今後は一気にスピードを上げてボックス内に侵入する。そして相手DF陣がボールウォッチャーになった瞬間、今度は完全にその場で足を止めてボールを呼び込み、最後はトリンコンのマイナスのクロスに左足ダイレクトで合わせて確実にニアサイドを射抜いた。
中盤で攻撃を組み立てながら一気にゴール前に駆け上がるだけでなく、抜群のポジショニングとゴールへの嗅覚を発揮し、スピードアップからボックス内での“急停止”の動きでチームに勢いを与えるゴールを決めた。