【スコルジャ・浦和は上位進出のために何をすべきか?(2)】「全体的に静か。もっと情熱的にプレーしたい」と物足りなさを吐露する原口。今こそ必要な全員のリーダーシップの画像
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督 撮影:中地拓也

 FC東京との重要な一戦を2つのミスから0-2で落とした浦和レッズ。10年ぶりの埼玉スタジアム凱旋となった原口元気は「ホームゲームですし、これだけ沢山のサポーターが来て、いい雰囲気を作ってくれる中で、あまりにもパワーがないかなとは思いましたし、勇気も足りなかったかな」と落胆。自身のパフォーマンスについても「僕自身も流れを変えるまでには至らなかった。悔しいっすね」と不完全燃焼感を吐露した。

 半年ぶりに戻ってきたマチェイ・スコルジャ監督とともに「チームの救世主」として大きな期待を背負う原口。背番号78が入ったのは後半16分。最初はチアゴ・サンタナの背後のセカンドトップ的に入り、ゴールに直結する仕事を求められたが、思うようにボールが入ってこない。

「本当は我慢して前でチャンスを狙いたかったんですけど、僕もちょっと焦れて、後ろ下がり始めたので、それもあってか分からないけど、監督の指示でボランチに戻りました」と本人は熱望する10番の位置で起用されながらよさを出せなかった悔しさをにじませた。

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