コロンビアで開催されているU-20女子ワールドカップで、“ヤングなでしこ”ことU-20日本女子代表が延長線の末に1-0でU-20スペイン代表を下してベスト4入り。試合直後の感情爆発の様子が反響を集めた。
2年前の前回大会王者のスペインは今大会も強さを見せ、グループリーグを3戦全勝(5得点無失点)で突破した後、ラウンド16でカナダに2-1で勝利。対する日本もグループリーグ全勝(13得点1失点)からナイジェリアを2-1で下して準々決勝のピッチに立った。
試合は日本ペースで進み、前半から多くのチャンスを作ったが、相手の粘り強い守備とGKの好セーブもあってゴールは生まれず。後半、相手のシュートがポストに直撃するピンチもあった中で0-0のまま延長戦に突入すると、延長前半12分、FKのチャンスでMF大山愛笑が蹴ったボールにDF米田博美がバックヘッドで合わせて1-0。その後のピンチをチーム全員で守り抜き、試合終了のホイッスルを迎えた。
近年、サッカー女子日本代表にとってスペイン代表と言えば、前回大会に加えて2022年U-17女子ワールドカップや今夏のパリオリンピックでも敗れた相手。その鬼門を突破したヤングなでしこの面々は試合後、涙を浮かべながらも元気いっぱいに感情を爆発させて大はしゃぎ。熱い抱擁を重ねた後、集合写真での水シャワーなど、歓喜の雄叫びで勝利を喜んだ。