■開幕4戦で最下位も「カバーリングできる」

「アジアとヨーロッパの違いは、間合いですね。守るときに、ある程度、距離をとっていても、相手の選手たちが“速い”印象があります。それと今は、左で使われているんですが、真ん中でできると、もっとカバーリングもできますし、チームの助けになると思います」
 と、守備の要として、チームへ貢献したい気持ちを熱く語ってくれた。
 とはいえ、開幕から4試合のシントの成績は、4戦14失点の最下位。谷口は第2節のシャルルロワ戦で70分から途中出場し、新天地デビューを飾るも1-4の完敗。一方、同じく新加入の小久保は、3-3のドローに持ち込んだ第4節のデンゼル戦からの出場となったが、3失点するなどチームには早くも守備面の問題が囁かれているのだ。  

 そして、ユニオンとの対戦で今シーズン初の無失点で0―0と引き分け、前節と合わせて勝点2をゲット。最下位からの脱出を果たしたシントは今後、新加入のメンバーがフィットしてくれば、チーム浮上のキッカケとなることだろう。

 では、新加入の小久保玲央ブライアンと一緒に、パリ五輪の大舞台で活躍した藤田譲瑠チマ、山本理仁は、どうだったのだろうか。

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