シーズン開幕直前に披露された三笘薫の“神業トラップ”に興奮の声が相次いで寄せられた。
イングランド・プレミアリーグのブライトンは、現地8月10日に行われたシーズン開幕前最後のプレシーズンマッチで、スペインのビジャレアルを相手に4−0の快勝を収めた。その試合に日本代表MF三笘薫は左サイドでスタメン出場し、2得点に絡む活躍を披露した。それだけでなく、三笘がスタジアムを大いに沸かせた“ワンプレー”があった。
ビジャレアルがDFラインの裏を狙った攻撃に対して、ブライトンのGKジェイソン・スティールがペナルティエリア外まで飛び出して大きく前線にクリアした場面。このボールが長い対空時間を経て、相手陣内左サイドのタッチライン際に飛ぶ。そこに反応したのが、背番号22の三笘だった。
ゴール方向に体を向け、走りながらボールの落下点を見極めた三笘は、目の前にDFがいる状態で、頭上後方から落ちてくるボールを右足インステップでトラップ。ボールの勢いを殺し、なおかつ相手DFに奪われない位置に運ぶ完璧なコントロールを見せると、フリーの味方へパス。スタンドからはどよめき混じりの歓声が上がった。