■「リミッターを超える力」を発揮する際に…

「細谷選手が撃つ瞬間、舌を出していたんです」
「唇をペロリというか、舌なめずりというか…」
 と、幾多のメディアのカメラマンたちが口にするように、シュートを放つ瞬間、細谷は唇を舐める程度にペロリと舌を出している。
 舌を出してシュート、舌を出してのプレーと言えば、現在、大ヒット中のマンガ『ブルーロック』(講談社)を思い出す人も多いのではないか。

 主人公の最大のライバルであるストライカー糸師凛は、追い詰められてリミッターを超えた力を発揮する際、舌をダラリと出して、ヨダレを垂らしながらプレーするのだ。
「細谷選手にも、舌を出してシュートする癖があるようだ」
 正直、どうでもいいことだし、プレーに集中している際、選手は反則以外、何をやっても自由である。
 ただ、『サッカー批評』では、日本代表ディフェンダーの有名選手にインタビューした際、「試合中、歯を噛みしめすぎて歯がボロボロになった」との話を聞いたことがある。それほどサッカー選手の「嚙む力」は強いのだ。
 細谷には今後も素晴らしいプレーを期待したいが、シュートを撃つ際は、くれぐれも舌を噛まないように注意してほしい。余計なお世話でしょうが。

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