パリ五輪に挑んでいるU―23サッカー日本代表は、現地時間の7月30日に予選第3戦としてイスラエル代表と対戦。この試合の決勝ゴールが称賛されている。
スコアレスで90分を過ごした直後だった。すでに後半アディショナルタイムに突入していたが、日本代表は引き分けをよしとしていなかった。
この場面、相手のビルドアップを自陣で奪うと、西尾隆矢がハーフウェイライン手前にいた佐藤恵允へと送る。その佐藤が、ピッチ中央にいた藤田譲瑠チマに渡してそれぞれが前に進むと、藤田はタメを作って右斜めにスルーパスを送る。これに佐藤が反応。ペナルティエリア内の右側でこれをダイレクトで中に折り返すと、待ち構えていたのは細谷真大。
このチームのストライカーが右足でしっかりと合わせてゴールに流し込んだのだ。細谷と佐藤の間には藤尾翔太もいて、相手選手を引っ張っている状態。展開にダイレクト、そしてゴール前の駆け引きと、流れるような攻撃が得点を生み出した。