イタリア・セリエCに所属するラティーナ・カルチョが発表した2024-25シーズンの新ユニフォームが「オシャレすぎる」と注目され、大きな話題となっている。
イタリアのラツィオ州ラティーナを本拠地とするラティーナ・カルチョは、1945年に創設された。下部リーグを戦い続けた後、2000年代の経営破綻を経て、2012-13シーズンにクラブ初のセリエB昇格を果たし、16-17シーズンまでセリエBで戦った。
しかし、セリエA昇格は果たせず、その後はセリエC降格による財政悪化で再び破産。そこから再出発し、2023-24シーズンはセリエCのグループCの10位だった。
このように目立った実績もなく、現在もイタリア3部所属のスモールクラブであるラティーナ。ふだんは話題に上がることのないが、新シーズンへ向けて発表したユニフォームが大きな注目を集めた。
イタリアのブランド『ezeta』と提携して制作された一着は、クラブカラーの青と黒を用いながら、ギリシャ神話のホメーロスの叙事詩『オデュッセイアー』に登場するキルケーの伝説にインスピレーションを得たというデザイン。歴史を感じさせる凝った模様を絶妙にユニフォームに落とし込み、左胸にはライオンに翼が生えたグラブエンブレムが輝くとともに、唯一無二のものとなっている。