ホーム開催のように人が多くなくても、アイデア一つで試合会場をジャパンカラーに染め上げられる――。パリ五輪で驚きの光景が生まれた。
4年に一度の大舞台が開催されているフランスの、地方都市・ボルドー。ワインが有名なこの街の一角も、試合会場となっている。そして現地時間の7月27日、そのスタジアムを舞台に男子サッカーの第2戦が行われた。カードは、U―23日本代表とU―23マリ代表だ。
大岩ジャパンにとっては初戦に続いて同じスタジアムでの開催となっていた。サポーターもこの2試合を見据えてボルドーで滞在していた人が多いが、第1戦から応援を“進化”させてみせた。
というのも、初戦・パラグアイ戦では青いゴミ袋を用いて試合中は応援に、試合後は清掃に用いるアイデアを見せていたが、第2戦ではそれをさらに拡大。地元・フランスのファンや対戦相手であるマリ代表のサポーターにも青いゴミ袋を大量に配布したのだ。
その結果、日本代表のベンチがあるゴール裏の一角からメインスタンドにかけて、青一色にジャック。サムライブルーを応援するためのまさかの光景が作り上げられたのだ。