J3のいわてグルージャ盛岡が、クラブ創設20周年の記念ユニフォームを発表した。そのデザインに、多くのファンが称賛の声を寄せている。
岩手は今年2月、クラブ設立から20周年を迎えた。東北リーグから勝ち上がり、2014年からはJリーグを戦っている。ホームタウンも徐々に拡大し、本州の都道府県で最大の岩手県全自治体をカバーするまでに成長している。
2022年にはJ2へと昇格したものの、1年でJ3へと舞い戻った。山あり谷ありだが、再び上昇を目指して歩みを続けている。
そんなクラブの節目のシーズンを祝うべく、クラブは20周年記念ユニフォームを発表した。
コンセプトは「エンブレムの体現」であるという。FPとGKのユニフォームを、まずは白、黒、赤というクラブのエンブレムカラーをベースに作成。FPに採用されている白は厳しい冬を乗りこえ鍛えられた精神、黒は南部鉄器のような力強さを表しているという。GKモデルを染め抜く赤は、決してあきらめない闘争心の表れだ。
また、FP、GKモデルとも、前面に南部藩南部氏の家紋「向鶴」が大きくあしらわれている。これもまた、勝利の象徴としてエンブレムに採用されてきたものだ。
さらにネームナンバーのフォントは、2014年にJリーグ加盟した当時のものを再現したという。まさに、クラブの歩みを体現したユニフォームが完成した。