7月10日、天皇杯3回戦が各地で行われた。16試合予定され、実際に実施された15試合のうち、5試合で波乱が起きた。
ジャイアントキリング――下位カテゴリーのクラブが上位カテゴリーのクラブを破ることは、この大会の注目ポイントの一つでもある。しかしそれが、なんと、5試合も起きた。
そのうち、最も大敗を喫したのがアルビレックス新潟だ。トランスコスモススタジアム長崎で行われたJ2長崎との試合で、なんと、6失点。後半アディショナルタイムに1点を返したものの、前後半に3失点ずつして敗退している。前半のうちに退場者が出たもののその時点ですでに3失点しており、衝撃の結果となった。
続いて注目を浴びたのが川崎フロンターレだ。2023年のこのタイトルを制した前回王者は、大分トリニータとレゾナックドーム大分で対戦。前半はスコアレスだったが、61分に失点すると直後にも失点。さらに78分にはPKを決められて3点差に。89分にFWエリソンが1点を返したものの、3-1で大会を去ることになった。