J2のV・ファーレン長崎が発表した2024年の「平和祈念ユニフォーム」の美しいデザインが反響を呼んでいる。
被爆地となった悲しい過去を持つ長崎では、8月9日前後の期間に平和への想いを伝えるため、クラブが2015年から夏季限定で「平和祈念ユニフォーム」を製作(コロナ禍の2020年は平和祈念Tシャツ)し、好評を博してきた。今年は例年よりも発表が遅れていたが、その分、美しいデザインの一着が完成した。
今年のテーマは「世界に広がる平和の花」。フィールド選手用はネイビー、GK用はエメラルドグリーンをベース色に、県花であるツツジの模様を大胆に散りばめ、その花の色で濃淡を付けた美しいデザインとなっており、左袖にはクラブのグランドスローガン「正々道々」の文字も刻まれている。
ユニフォーム全面に花が咲き乱れる今回デザインについて、クラブは「世界中の人々の心に花が咲くような平和な世の中になってほしいと願い、長崎県の県花であるツツジをモチーフに、平和の花を表現しました」と説明。「ナガサキから世界へ平和の祈りが届くことを願い、サッカーを通して平和のメッセージを発信していきます」と宣言している。