日独の天才同士の変わらぬ絆と特大の“リアクション”にファンが沸いている。
ドイツ１部ブンデスリーガの強豪ドルトムントが６月９日、クラブ公式ユーチューブに「レヴァンドフスキ、ハーランド、サンチョらがマルコ・ロイスに感謝－ＢＶＢレジェンドに別れを告げる」と題し、今季限りで現役引退した元ドイツ代表ＭＦマルコ・ロイスへ向けたメッセージ集の動画を公開した。
ロイスと言えば、卓越した技術と高いインテリジェンスを持つ天才ＭＦ。度重なる故障で「ガラスの天才」とも呼ばれたが、ドルトムントのアカデミーで育った後に２０１２年夏に古巣復帰を果たして以降、ドルトムント一筋１２年間で公式戦通算４２４試合に出場して１６８ゴール１２８アシストを記録したレジェンドだ。
公開された動画は、在籍１２年間に１１４人いたというチームメイトたちの中から選りすぐった面々からロイスへの動画メッセージと、それを私服姿で椅子に座って聞くロイスという２画面構成となっており、見出しとなった選手たちの他に、マリオ・ゲッツェやイルカイ・ギュンドアン、そしてユルゲン・クロップ元監督などの動画メッセージが次々と届けられた。その流れの中で、元日本代表ＭＦの香川真司も登場したのだ。
ロイスと香川の２人は２０１４年夏から約４年半に渡ってともにプレー。同じ攻撃的ＭＦでポジション争いのライバルでもあったが、２人が同時に出場した際には華麗なコンビネーションで観客を沸かせた。その香川が登場すると、ロイスは「シンジーー！」と驚きと嬉しさの入り混じった声を上げ、この動画の中で最も大きなリアクションを見せたのだ。
