5月25日、J1リーグ第16節が各地で行われ、ジュビロ磐田がヤマハスタジアムに湘南ベルマーレを迎えた。この試合を見届けた、強力な応援団がいた。
この試合が始まる時点での両チームの勝点差は「1」。磐田は勝点15で16位、湘南は勝点14で18位と降格圏に沈んでいるだけに、互いに負けられない試合となった。
その直接対決で、磐田が“地の利”を生かした。この試合で、磐田市が主催する「磐田市小学生一斉観戦授業」を実施。同市内の小学校22校の小学5・6年生、約3000名をスタジアムに招待したのだ。2011年から13回目というこの取り組みは、スタンドの一角を地元応援団で真っ青に染め上げた。
しかし、迎えたキックオフ直後に磐田は失点し、さらに前半29分にも失点。まさかの2点ビハインドという状況を作られるが、ここから応援を受けての猛反撃を見せる。前半アディショナルタイムに1点を返すと、後半37分に同点弾を決める。そして同41分に逆転弾を叩き込んだのだ。