5月11日、J1リーグ第13節が行われ、FC東京は3ー3で柏レイソルと引き分けた。この試合でU-23アジアカップ帰りのMF松木玖生が決めた“ジャンピングボレー弾”に称賛の声が集まった。
U−23日本代表がパリ五輪出場権を獲得するとともに優勝を飾ったU-23アジアカップで、松木は全6試合に出場した。そして期間中の4月30日に21歳となり、この日が帰国後初試合。ダブルボランチの一角としてスタメン出場した。
試合は立ち上がりから点の取り合いとなった。そして2-1とリードして迎えた前半37分、左コーナーキックでDFバングーナガンデ佳史扶が左足でアウトスイングのボールを入れると、相手DFが頭でクリア。そのボールが、ペナルティアークの外でこぼれ球に備えていた松木の元へと飛んだ。
頭上より高く浮いたボールをしっかりと視界に捉えた松木は、素早く落下点を見極めると、ペナルティエリアの外から得意の左足でジャンピングボレー。ややアウトにかけた強烈かつ狙い澄ましたシュートをゴール左隅に突き刺した。大歓声に沸くスタンド。松木は左手をぐるぐると回した後、会心のガッツポーズを披露した。