5月6日に行われたJ1リーグ第12節で、北海道コンサドーレ札幌の22歳DF馬場晴也の“ミラクルショット”と“ゴール後の仕草”が話題になった。
札幌が本拠地・札幌ドームにFC東京を迎えた一戦。その前半5分だった。左サイドでのボール回しからバックパスを受けたMF荒野拓馬が、逆サイドの前方へ大きくサイドチェンジのボールを送る。その斜めのロングボールに反応したのが、3バックの右CBとしてスタメン出場した馬場だった。
ボールの落下点に走り込んだ馬場は、ペナルティーエリアの脇から空中のボールを右足ダイレクトで中央へ折り返した。そのボールがそのままゴール右上を襲い、センタリングに備えて前目にポジショニングしていたGK波多野豪の手を弾いてゴールネットを揺らした。
馬場は2001年10月24日生まれの22歳。東京ヴェルディの下部組織育ちでパリ五輪世代を長くリードしてきたDFだ。その馬場が見事なダイレクトボレー弾を決めたのだが、本人はクロスのつもりの“ミスキック”だったようで、ゴール直後に頭を抱えて苦笑い。試合を中継したDAZNの解説の務めていた大森健作氏も「おお!」と驚いた後、馬場の表情を見て「これは、狙ってはないですよ」と言及した。