“あと数センチ”の悔やまれるクロスバー直撃シュートだった。
現地時間4月14日、イングランド・プレミアリーグの第33節が行われ、優勝を争い真っ只中のリバプールは、ホームで14位のクリスタル・パレスに0-1で痛恨の敗戦を喫した。その中でサッカー日本代表主将のMF遠藤航は、4-3-3のアンカーとしてスタメン出場したが、この日は疲れからかいつものエネルギッシュなプレーが影を潜め、前半のみで途中交代となった。
ボールロストの多さを指摘され、この日のパフォーマンスに厳しい声が寄せられた遠藤だったが、見せ場はあった。前半27分だ。左コーナーキックからアンドリュー・ロバートソンが左足で蹴り込んだボールがゴール前で混戦となり、そのこぼれ球が遠藤の足元へ。すると遠藤は、ゴールライン上から鋭く反転して左足シュートを放った。
至近距離からのシュートは、相手GKの伸ばした手を潜り抜けた。昨年12月3日のフラム戦以来となる遠藤の今季リーグ戦2ゴール目かと思われたが、シュートはクロスバーに当たって下方向に跳ね返り、惜しくもゴールならず。このゴールが決まっていれば遠藤の評価、そして試合の展開も結果も変わっていただけに、実に悔やまれるシュートとなった。