4月7日、J1リーグ第7節が行われ、サンフレッチェ広島が2−0で湘南ベルマーレに快勝。古巣相手に2ゴールを挙げたFW大橋祐紀の働きが絶賛されている。
桜満開のエディオンピースウイング広島での一戦。昨季まで湘南に所属していた大橋にとっては古巣対戦となった。3-4-2-1の1トップとしてスタメン出場を果たすと、立ち上がりから前線を精力的に動き回った。前半は無得点に終わったが、後半3分に相手GKのミスを逃さずにボールを奪い取った大橋が、そのままGKに倒されてPKを獲得。自らキッカーを務め、ゴールど真ん中に決めて先制に成功する。
そして圧巻のゴールが後半アディショナルタイムに生まれた。クリアボールを味方が繋ぎ、オフサイドラインのギリギリで抜け出した大橋が、フリーの状態でドリブルを開始する。慌てて戻ってきた2枚のDFを、ペナルティーエリア手前でシュートフェイントからの切り返しで翻弄すると、わずかなシュートコースを射抜く形で冷静にゴール左隅へ流し込んだ。
これで大橋は得点ランキング2位となる今季6ゴール。古巣相手に“恩返し”すると同時に、ストライカーとしての成長と高い能力を見せ付けた。