イタリア1部のローマが、今週末に行われるダービーで着用する特別ユニフォームを発表した。黄金時代を彷彿させるデザインに、世界中のファンが称賛の声を上げている。
ローマは現地時間4月6日、大事な一戦を迎える。ともにローマの街を本拠地とするラツィオとのローマ―ダービーだ。
両クラブに関わる人々にとって、絶対に負けられない一戦だ。今回ホームで迎え撃つ格好になるローマは、ダービーに向けての特別な戦闘服を用意した。
制作されたのは、今季の第4ユニフォームでありながら、ファーストユニフォームにも見えるものだ。これは、1990年代や2000年代初頭のデザインをイメージした「原点に立ち返る」ものだという。
当時は、いわばクラブにとっての黄金時代だ。そもそも、セリエA自体が世界最高峰のリーグと称えられていた時代で、ローマを率いていたのは名将ファビオ・カペッロ。2000-01シーズンにはセリエAを制覇しているのだが、そのチームには当時サッカー日本代表のエースだった中田英寿氏がおり、日本のファンにもなじみ深いものがある。今回は、中田氏の当時のチームメイトであるマルコ・デルベッキオ氏もモデルを務めている。
クラブカラーの赤をベースに、襟がついたデザインとなっている。襟だけではなく、肩のスリーストライプと袖がオレンジで引き締められている。エンブレムも当時のものを現代風にアレンジしながら使用されているのも興味深い。