現地時間3月30日、オランダ1部エールディビジの第27節が行われ、NECナイメヘンが今季無敗だった首位PSVを3-1で撃破した。その試合でゴールを決めたのが、20歳のMF佐野航大だった。
6位のNECがホームにPSVを迎えた一戦。小川航基が体調不良で欠場した中、佐野はトップ下としてスタメン出場した。試合は首位独走中のPSVにペースを握られて前半20分に先制を許す展開となったが、同43分にPKで同点に追い付くと、1-1で迎えた後半4分だった。
左サイドからの攻撃。グラウンダーのクロスをMFメース・フーデマーカースがダイレクトシュートを放つ。相手GKに阻まれるが、そのこぼれ球に足を止めずにゴール前まで走り込んでいた佐野が反応し、左足で冷静に狭いコースを通してゴールに押し込んだ。
価値ある逆転弾を決めた佐野は、ホームのサポーターの前まで走って行くと、左胸のクラブエンブレムを叩いた後、両手でハートマークを作るゴールパフォーマンス。さらに渾身のガッツポーズを披露し、チームメイトからの祝福を一身に受けた。