4月7日、J3ヴァンラーレ八戸が試合会場で提供されたスタジアムグルメの映像を投稿した。その牧歌的な光景が、サッカーファンの心を掴んでいる。
2006年に創設された八戸の本拠地は、青森県八戸市。本州では最北端に構えるJクラブであり、2019年からJ3リーグで戦っている。06年から10年までは東北社会人サッカーリーグ2部北リーグを舞台としており、昨季は過去最高となるJ3・7位でシーズンを終えている。
その八戸は4月7日、プライフーズスタジアムにFC琉球を迎えた。J3第8節を戦うためで、勝点では上を行かれているアウェイチームが相手となった。
難敵を相手にしたが、だからこそ、地元一丸で臨んだ。この試合のスタジアムグルメに、橋向生活改善グループを迎えたのである。これまでにも何度もスタグルを提供している同グループの売りは、なんといっても“おふくろ感”。クラブはスタグルを提供する様子を映像で公開しているが、ほっかむりにエプロンという姿の“お母さん”たちが、鍋に入った豚汁などをよそっている。町内会の集まりや、あるいは、ローカルのお祭りを彷彿とさせるもので、誰もがほっこりとする光景だ。