日本の未来のエースとしての期待を背負うドイツ1部ボルシアMG所属の19歳FW福田師王のゴールが脚光を浴びている。
3月21日に開催されたトレーニングマッチだった。1月27日のレーバークーゼン戦でブンデスリーガデビューを飾り、計3試合に途中出場した福田だが、ここ数試合はベンチ外が続いていた中でのアピールチャンス。ベルギー1部のオイペン相手に1トップのFWとしてスタメン出場を果たした。
そしてファンを驚愕させたのが、前半14分のゴールだった。右サイドからのクロスに反応すると、ゴール正面から相手DFを全く寄せ付けない高い打点でのヘディング。相手GKを弾き飛ばすほどの勢いのあるシュートでゴールネットを奪った。
さらに後半開始早々の3分、ショートコーナーの流れから、今度は左サイドからのクロスに反応してファーサイドに走り込むと、滑り込みながら右足で合わせる。一度、相手GKのファインセーブで防がれたが、そのこぼれ球に倒れ込みながら右足を伸ばしたゴールに押し込んだ。
福田は後半39分までプレーし、チームは2-0の勝利。トレーニングマッチとは言え、改めて自身の高い能力は見せ付ける2得点だった。